再臨待望者たちは、安息日が第7日目であることを認め、従うことを決心しました。
律法の第4条は安息日を守ることを命じています。
最初に布告された時と同様に、第4条は、十戒の中心の位置を占めて
いる。
「安息日を覚えて、これを聖とせよ。6日のあいだ働いてあなたの
すべてのわざをせよ。7日目はあなたの神、主の安息であるから、なん
のわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、は
しため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。主
は6日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、7日
目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた」
(出エジプト 20:8―11)。
神の霊が、これらみ言葉の研究者たちの心に感動を与えた。彼らは、
自分たちが創造主の休みの日を無視して、知らずにこの戒めを犯してい
たことを悟らせられた。彼らは、神が清められた日の代わりに週の第1日
を守るその理由を調べ始めた。彼らは、第4条が廃されたとか、安息日
が変更されたとかいう証拠を、聖書の中に見つけることができなかった。
最初に7日目を聖別した祝福は、取り除かれてはいなかった。彼らは真
心から、神のみこころを知り実行しようとしていた。そして今、彼らは、
自分たちが神の律法の違反者であることを知って、深く悲しんだ。そし
て、神の安息日を清く守ることによって、神への忠誠を表わした。
キリストの仲保と神の律法の永遠性に関する光を受け入れた人々は、
これらが黙示録 14:に示された真理であることを見いだした。この章
のメッセージは、主の再臨のために地上の住民に準備をさせる三重の警
告から成っている。
「神のさばきの時がきた」という告知は、人類の救いのためのキリスト
の務めの最後の働きを指している。それは、救い主のとりなしが終わり、
彼がご自分の民を迎えるために地上に帰られるまで宣布しなければなら
ない真理を伝えるものである。
1844年に始まった審判の働きは、生きている者も死んだ者も、すべ
ての者の運命が決定されるまで継続しなければならない。したがって、
これは、人類の恩恵期間の終わりまで続くのである。人々に審判に立つ
準備をさせるために、メッセージは、「神をおそれ、神に栄光を帰せよ。」
「天と地と海と水の源とを造られたかたを、伏し拝め」と彼らに命じてい
る。
これらのメッセージを受け入れる結果は、「ここに、神の戒めを守り、
イエスを信じる信仰を持ちつづける聖徒の忍耐がある」という言葉で表わ
されている。審判に対する備えをするためには、人は神の律法を守らなけ
ればならない。その律法が、審判の時の品性の規準となるのである。
引用はエレン・G・ホワイト著「各時代の大争闘」 CD-ROM福音社版より。段落わけや背景色は投稿者による。
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