2011年10月12日水曜日

再臨運動の歴史(12)調査審判の開始

エルサレムを建て直せとの命令が出てから2300年後、即ち1844年に、聖所が清められるとは、調査審判が始まったことを意味します。以下の引用文には、調査審判の根拠となる聖書の言葉が解説されています。

「2300の夕と朝の間である。そして聖所は清められてその正しい
状態に復する」というダニエル 8:14の預言と、
「神をおそれ、神に栄光を帰せよ。神のさばきの時がきたからである」
という第1天使の使命とは、ともに、至聖所におけるキリストの務め、
すなわち調査審判をさすもので、神の民の救いと悪人の絶滅のために
キリストが来られることをさすものではなかった。


キリストは、彼らが期待していた地上にではなくて、型において予表
されていたように、天にある神の宮の至聖所に来られたのであった。
預言者ダニエルは、キリストはこの時、日の老いたる者のもとに来る
と表現している。

「わたしはまた夜の幻のうちに見ていると、見よ、人の子のような者
が、天の雲に乗ってきて、」地上ではなくて、「日の老いたる者のも
とに来ると、その前に導かれた」(ダニエル 7:13)。

この来られることについては預言者マラキも預言している。
「あなたがたが求める所の主は、たちまち〔突然・英語訳〕その宮に
来る。見よ、あなたがたの喜ぶ契約の使者が来ると、万軍の主が言わ
れる」(マラキ 3:1)。


日の老いたる者とは、父なる神。
人の子のような者は、キリストのこと。


引用文はエレン・G・ホワイト著「各時代の大争闘 」CD-ROM福音社より引用。
段落わけと背景色は投稿者による。

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