日曜休業令とは、法律で日曜日を休むように強制することです。日曜日を守る (Sundaykeeping )よう法律を作り施行するので日曜休業令 (Sunday Law )といわれています。
今までにも、ドイツなどで部分的に日曜休業令が出ています。しかし、一部の地域だけに限られる特殊な条例です。
終末時代には、まずアメリカで始まり、やがて全世界的に日曜休業令が施行されることになります。ローマ教会(ローマ法王)とアメリカのプロテスタント教会は一致して、日曜休業令を発布、施行します。教会が国家権力と結合して、法令を出す。安息日を守る者には罰則を与える。こうして、信教の自由が奪われるのです。
日曜日遵守を受け入れることは、ローマ教会が定めた日曜安息日に同意することになります。聖書の安息日を知りながら、なおも日曜日を遵守するなら、獣の刻印を受けることになるのです。
日曜休業令 が獣とその像の強制となり、日曜日遵守が獣の刻印となるのです。
ローマ教会は、その至上権の主張を撤回してはいない。そして、世界と
プロテスタント諸教会は、聖書の安息日を拒否して、ローマ教会が造っ
た安息日を受け入れる時に、事実上この主張を認めるのである。
プロテスタント諸教会が、日曜日遵守を強要することは、法王制、すな
わち獣を拝むことを強要することである。第4条の要求を知りながら、
真の安息日の代わりに偽物を守ることを選ぶ者は、そうすることによっ
て、それを命じた唯一の権威に敬意を表しているのである。
しかし、宗教的義務を世俗の権力によって強制するという行為そのもの
によって、教会自身が獣の像を作るに至る。それゆえに、米国における
日曜日遵守の強制は、獣とその像の礼拝の強制となるのである。
しかし、過去においては、聖書の安息日を守っていると信じて、日曜日
を守ってきたキリスト者たちがいた。また、日曜日は神が定められた安
息日であると心から信じている真のキリスト者たちが、今も各教会にお
り、ローマ・カトリック教会も例外ではない。神は彼らの真剣な心と神
の前での誠実さを受け入れられる。
しかし、日曜日遵守が法律によって強いられ、真の安息日を守るべきこ
とが世界に明らかにされるその時に、神の戒めを破って、単にローマの
権威によるものにすぎないところの戒めに従う者は、それによって、神
よりも法王教をあがめるのである。
そのような人は、ローマに敬意を払い、ローマが定めた制度を強制する
権力に敬意を払っている。彼は、獣とその像を拝んでいる。
こうして、神がご自分の権威のしるしであると宣言された制度を拒んで、
その代わりに、ローマがその至上権のしるしとして選んだものを尊重す
る時に、人々は、それによって、ローマに対する忠誠のしるし、すなわ
ち「獣の刻印」を受けるのである。
こうして、この問題が人々の前に明らかに示されて、神の戒めと人間の
戒めのどちらかを選ばねばならなくなった時、それでも神の戒めを犯し
続ける人々が、「獣の刻印」を受けるのである。
Watch the watch / nicolasnova
引用はエレン・G・ホワイト著「各時代の大争闘」 CD-ROM福音社版より。段落わけや背景色は投稿者による。
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