2011年11月30日水曜日

再臨運動の歴史(36)真理は反対を引き起こす



なぜ、真理は反対を引き起こすのでしょうか?
真理に従うことは、犠牲を要求されるからです。
耳ざわりのよい言葉のみを聴いているなら、反対は起こらないわけです。

聖書の預言を信じる人はほんのわずか。しかも、神の戒めに従おうとする者は非難される。
だから、「ここに、神の戒めを守り、イエスを信じる信仰を持ちつづける聖徒の忍耐がある」と記されています。

昔と同様に今日においても、時代の罪と誤りを指摘する真理を伝える
ことは、反対を引き起こす。「悪を行っている者はみな光を憎む。そし
て、そのおこないが明るみに出されるのを恐れて、光にこようとはしな
い」(ヨハネ 3:20)。

人々は、自分たちの立場を聖書によって支持することができないのがわ
かると、多くの者はなんとかしてそれを支持しようと決意し、一般受け
のしない真理を擁護して立つ者たちの品性や動機を、悪意をもって攻撃
するのである。

各時代においてとられてきたのは、この同じ方針であった。エリヤはイ
スラエルを悩ます者と言われ、エレミヤは裏切り者と言われ、パウロは
神殿を汚す者と言われた。その当時から今日に至るまで、真理に忠誠を
尽くそうとする者は、治安を妨害する者、異端者、分離者と非難されて
きた。預言の確実な言葉をなかなか信じようとしない群衆は、その時代
の罪を大胆に譴責する者への非難を、なんの疑いもなく受け入れる。

この精神は、ますます増大している。そして聖書は、国家の法律が神の
律法と激しく衝突するために、神のすべての戒めに従おうとする者は悪
事を行う者として非難され罰せられるようになる、という時が近づきつ
つあることをはっきりと教えている。


引用はエレン・G・ホワイト著「各時代の大争闘」 CD-ROM福音社版より。段落わけや背景色は投稿者による。

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なぜ、真理は反対を引き起こすのでしょうか? 真理に従うことは、犠牲を要求されるからです。 耳ざわりのよい言葉のみを聴いているなら、反対は起こらないわけです。 聖書の預言を信じる人はほんのわずか。しかも、神の戒めに従おうとする者は非難される。 だから、「ここに...