2011年11月16日水曜日

再臨運動の歴史(31)安息日を回復するとはどういうことか?

Red flowersRed flowers / dicktay2000

なぜ、安息日が回復されなければならないのか?安息日の回復がどのように行なわれるのか?
イザヤ書の預言が解き明かされています。

イザヤ書で譴責(けんせき)されているのは、「わが民」すなわち「神の民」と呼ばれる人々であることに注意しなければなりません。
神に仕えると公言する者が、神の律法を踏みにじっているというのです。

神の民と称する人々が、まず、安息日を守らねばならない。神が要求するとおりに守らねばならない。ということでしょう。自己流はだめ!なのです。

また、次のような命令が与えられている。
「大いに呼ばわって声を惜しむな。あなたの声をラッパのようにあげ、
わが民にそのとがを告げ、ヤコブの家にその罪を告げ示せ。」
罪の譴責(けんせき)を受けなければならない者は、邪悪な世ではな
くて、主が「わが民」と呼ばれる人々である。主は、さらにこう言わ
れる。

「彼らは日々わたしを尋ね求め、義を行い、神のおきてを捨てない国
民のように、わが道を知ることを喜ぶ」(イザヤ 58:1、2)。

ここには、自分たちを義とし、神の奉仕に非常な関心を示すかのよう
に思われる一団の人々が示されている。しかし、人の心を見通される
お方の、手きびしい厳粛な譴責は、彼らが神の律法を踏みにじってい
ということを証明している。

こうして預言者は、見捨てられていた戒めを指摘する。
「あなたは代々やぶれた基を立て、人はあなたを『破れを繕う者』と
呼び、『市街を繕って住むべき所となす者』と呼ぶようになる。もし
安息日にあなたの足をとどめ、わが聖日にあなたの楽しみをなさず、
安息日を喜びの日と呼び、主の聖日を尊ぶべき日ととなえ、これを尊
んで、おのが道を行わず、おのが楽しみを求めず、むなしい言葉を語
らないならば、その時あなたは主によって喜びを得」る
( 同 58:12―14)。

  この預言もまた、われわれの時代に当てはまる。ローマの権力に
よって安息日が変更された時、神の律法に破れができた。しかし、神
の制度が回復される時が来た。破れは修繕され、代々の基は立てられ
なければならない。

red flower / davedehetre

引用はエレン・G・ホワイト著「各時代の大争闘」 CD-ROM福音社版より。段落わけや背景色は投稿者による。

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