2011年11月7日月曜日

再臨運動の歴史(27)獣の刻印は神の戒めを破ること

神の戒めを守る者と、神の戒めを犯す者を対比させて書かれています。

獣とは、神の戒めを破るものであり、獣の像も同様です。

旧約聖書ダニエル書には、「彼はまた時と律法とを変えようと望む」と預言されています。
彼とは小さい角で表される法王制のこと。
新約聖書では「不法の者」と書かれています。不法の者は神に反抗し、自らを神よりも高くします。
時と律法を変えることによって、神よりも高くなるのです。

預言は、獣とその像とを拝することについて警告したあとで、「ここ
に、神の戒めを守り、イエスを信じる信仰を持ちつづける聖徒・・・・があ
る」と宣言する。

神の戒めを守る人々が、獣とその像とを拝み、その刻印を受ける者たち
と、このように対照されていることから見ると、神を拝む者と獣を拝む
者との間の区別は、一方は神の戒めを守り、他方はそれを犯すことにあ
るとわかる。

獣の特徴、したがって、その像の特徴は、神の戒めを破ることである。

ダニエルは、小さい角、すなわち法王制について、次のように言ってい
る。「彼はまた時と律法とを変えようと望む」(ダニエル 7:25)。

そして、パウロは、この同じ権力を、神よりも自分を高める「不法の者」
と呼んだ。1つの預言は他の預言を補足する。法王制は、神の律法を変
更することによってのみ、自らを神よりも高くすることができたのであ
る。

だれであっても、こうして変更された律法を、それと知りつつ守る
ならば、律法を変更した権力に最高の栄誉を帰していることになる。法
王制の律法に従うこのような行為は、神のかわりに法王に忠誠を誓うし
るしとなるのである。

引用はエレン・G・ホワイト著「各時代の大争闘」 CD-ROM福音社版より。段落わけや背景色は投稿者による。

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