2011年11月14日月曜日

再臨運動の歴史(28)安息日の変更は聖書に基づいていない

Old Bible textOld Bible text / JacobEnos

安息日を土曜日から日曜日に変更したのは、キリストか?ローマ法王か?

以下の引用文中の聖書のことばから、キリストが安息日を変更したことを読み取ることはできません。

あるプロテスタント教会の牧師さんは「教会の権威によって日曜日に変更した」と言いました。

以下の引用文を読むかぎり、安息日を変更したのはローマ教会です。日曜日を礼拝の日としているプロテスタント教会は、ローマ教会に追随していることになります。

日曜日に神を礼拝するのは、聖書から証明することができません。聖書から証明することが出来ない限り、安息日はアダムの時から変わっていないことになります。神を礼拝する日は安息日=土曜日以外にありません。

安息日を変更することは、神の律法を変えることです。安息日の変更は教会の権威を意味し、「獣の刻印」と言われるのです。

しかし聖書は、主の日として、第1日ではなくて7日目をさしている。
キリストは、「人の子は、安息日にもまた主なのである」と言われた。
第4条の戒めには、「7日目はあなたの神、主の安息である」と言われ
ている。そして、主は、預言者イザヤによって、その日を「わが聖日」
と呼ばれた(マルコ 2:28、イザヤ 58:13)。

安息日を変更したのはキリストであるとよく言われるが、キリストご自
身の言葉が、そうでないことを証明している。彼は、山上の垂訓の中で
次のように言われた。

「わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃
するためではなく、成就するためにきたのである。
よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の1点、1画もすたるこ
とはなく、ことごとく全うされるのである。
それだから、これらの最も小さいいましめの1つでも破り、またそうす
るように人に教えたりする者は、天国で最も小さい者と呼ばれるであろ
う。しかし、これをおこないまたそう教える者は、天国で大いなる者と
呼ばれるであろう」(マタイ5:17―19)。


ローマ・カトリック教徒は、彼らの教会が安息日を変更したことを認め、
プロテスタントが日曜日を守るのはカトリック教会の権威を認めること
であるという。カトリック教会の教理問答には、第4条の戒めに従って
守るべき日についての質問の答えとして、次のように書いてある。

「古い律法の時代には、土曜日が聖日であった。しかし、教会は、イエ
ス・キリストの教えと神の霊の指導の下に、日曜日を土曜日の代わりに
した。それゆえに今、われわれは、7日目でなくて、第1日を聖なる日
とする。日曜日が、今では、主の日である。」

カトリックの著者たちも、カトリック教会の権威のしるしとして、「安
息日を日曜日に変更したという、まさにその行為」を挙げ、それは「プ
ロテスタントも承認している。・・・・彼らは日曜日を守ることによって、
祝祭日を制定し人々を罪に定める教会の権威を、認めているのである」
と言っている。

とするならば、安息日の変更は、ローマ教会の権威のしるし、あるいは
刻印、すなわち「獣の刻印」でなくて何であろうか。

Bible / Savio Sebastian


引用はエレン・G・ホワイト著「各時代の大争闘」 CD-ROM福音社版より。段落わけや背景色は投稿者による。

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