2011年9月18日日曜日

再臨運動の歴史(5)失望を乗り越えて

キリストの再臨を待ち望んでいた人々は、失望しました。1844年にキリストは再臨しなかったからです。しかし、預言の計算方法は間違っていなかった、と確信した人々がいました。さらに、研究を進めた結果、この地球が聖所であるという考えは、聖書のどこにもない、ということを発見しました。

研究の結果、彼らは、地上が聖所であるという一般の見解を支持する
証拠が、聖書にないことを知った。しかし、聖書には、聖所とその本質、
場所、奉仕などの問題が十分に説明されているのを彼らは見いだした。

このことについての聖書記者たちの証言は、疑問の余地がないほど明瞭
で十分なものであった。使徒パウロは、ヘブル人への手紙の中で、次の
ように言っている。

「さて、初めの契約にも、礼拝についてのさまざまな規定と、地上の聖
とがあった。すなわち、まず幕屋が設けられ、その前の場所には燭台
(しょくだい)と机と供えのパンとが置かれていた。

これが、聖所と呼ばれた。また第2の幕の後に、別の場所があり、それ
至聖所と呼ばれた。そこには金の香壇と全面金でおおわれた契約の箱
とが置かれ、その中にはマナのはいっている金のつぼと、芽を出したア
ロンのつえと、契約の石板とが入れてあり、箱の上には栄光に輝くケル
ビムがあって、贖罪所(しょくざいしょ)をおおっていた」
(ヘブル 9:1―5)。

聖所の目的や利用法は旧約聖書に詳しく書かれています。そして、新約聖書でも上記のように確認されています。再臨の研究者たちは、聖所についてさらに聖書を研究し、聖所が天にもあることを発見します。

引用は「各時代の大争闘」福音社版CD-ROMからの引用です。(段落や背景色は投稿者による)

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