キリストは天の聖所で、大祭司として仕えておられることがわかりました。パウロはへブル人への手紙で、天の聖所におけるキリストの働きを明らかにしています。初代教会において、イエス・キリストが天の聖所で仕えておられることを、パウロや弟子たちが理解していたことは重要です。即ち、イエス・キリストの働きは、十字架で終わったのではないことが
わかるからです。
研究しているうちに、次のようなことが解った。すなわち、モーセが
神の命令によって、山の上で示された型にしたがって作った地上の聖所
は、「今の時代に対する比喩」で、そこで「供え物といけにえ」とがさ
さげられたこと、
またその2つの聖なる部屋は、「天にあるもののひな型」で、大祭司キ
リストは、「人間によらず主によって設けられた真の幕屋なる聖所で仕
えておられる」ということ、
「キリストは、ほんとうのものの模型にすぎない、手で造った聖所
にはいらないで、上なる天にはいり、今やわたしたちのために神のみま
えに出て下さったのである」ということだった。
(ヘブル 9:9、23、8:2、9:24)
上記の元になった聖書の言葉は以下の言葉です。
「このような大祭司がわたしたちのためにおられ、天にあって大能者の御座の右に座し、人間によらず主によって設けられた真の幕屋なる聖所で仕えておられる、ということである。」(ヘブル人への手紙8:1,2)
「この幕屋というのは今の時代に対する比喩である。」(ヘブル人への手紙9:9)
「23 このように、天にあるもののひな型は、これらのものできよめられる必要があるが、天にあるものは、これらより更にすぐれたいけにえで、きよめられねばならない。
24 ところが、キリストは、ほんとうのものの模型にすぎない、手で造った聖所にはいらないで、上なる天にはいり、今やわたしたちのために神のみまえに出て下さったのである。」(ヘブル人への手紙9:23,24)
引用つづき
イエスがわれわれのために奉仕しておられる天の聖所は、尊い原型で、
モーセの建てた聖所は、その写しなのだ。地上の聖所に、聖所と至聖所の
2部屋があったように、天の聖所にも2つの部屋がある。神の律法を納め
た箱や香壇やその他奉仕の道具が地上の聖所にあったように、天上の聖所
にも、これと対になるものがある。
聖なる異象を通して、天へ入ることをゆるされた使徒ヨハネは、そこに燈
台と香壇を見、また、神の聖所が開けた時に「契約の箱」を見た。
(黙示録 4:5、8:3、11:19)
2300の朝夕が終った1844年には、この地上にはもう幾世紀も
の間聖所がなかった。したがって「2300の夕と朝の間である。そし
て聖所は清められてその正しい状態に復する」との宣言の中にみられる
聖所は、天の聖所にちがいない。
こうして、預言の研究者たちは、地上の聖所と天の聖所との関係をはっきりと理解したのでした。聖所が清められる、とはこの地球ではなく、天の聖所が清められることだ、と結論したのです。
つぎは、天の聖所が清められる、とはどのようなことを指しているのか?を、研究せねばなりません。
(引用文は「生き残るひとびと」エレン・G・ホワイト著作選集CD-ROM 福音社版よりの引用、段落と背景色は投稿者による。)
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